Wisdom surviving 10 years

× CLOSE

10年後に生き残る会社設立~愛知編~TOP » 愛知で会社設立した後にやること » キャッシュフロー改善の手引き

キャッシュフロー改善の手引き

キャッシュフローとは、その名の通りお金の流れです。より具体的には、一定期間内に起こるお金の増減です。

キャッシュフローの安定化は、そのまま経営の安定化に繋がります。このページでは、どうすればキャッシュフローを安定させることができるか、その改善方法について掘り下げて解説しています。

キャッシュフローを改善するためには

キャッシュフローを改善する、というのは、要は会社が使えるお金を増やすということです。

そして、会社が使えるお金を増やすためにまずやるべきなのは、お金の流れを把握すること。入ってくるお金と出ていくお金に目を向け、改善すべき点はないか精査するわけです。

誤解してはいけないのが、「キャッシュフローの改善=会社の売り上げを増やす」というわけではないという点。もちろん会社の売り上げを増やすことは重要ですが、キャッシュフローに影響するのは入ってくるお金だけではありません。

極端な話、売り上げを上げなくても、出ていくお金を絞ることができれば、キャッシュフローは改善する、というわけです。

新しく設立された会社の9割以上が、10年以内に倒産しています。企業を長く存続させるためには、多角的に自社の経営を見直す作業が不可欠です。売り上げだけに気を取られていては、10年以上続く会社を作ることはできません。経営状況を俯瞰するという意味でも、キャッシュフローに目を向けるのは重要なことなのです。

キャッシュフローがうまくいかない原因

キャッシュフローがうまくいかない原因は、大きく2つ考えられます。

そもそもキャッシュフローがうまくいっていない状態というのは、手元にお金がないということです。

その原因として考えられるのは、売上自体が少ないか、入金されるまでに期間が空いてしまっていることが考えられます。

また、出ていくお金が多かったり、その頻度が高かったりすることも要因となるでしょう。

具体的な要因はさまざまですが、抽象的に表現すれば、「出ていくお金と入ってくるお金のバランスが悪い」というのが、キャッシュフローがうまくいかない大きな原因です。

キャッシュフロー改善の方法

前述の通り、キャッシュフローを改善するというのは、自由に使えるお金を増やすことです。そのための方法としては、以下のようなものが考えられます。

このように、入ってくるお金をなるべく早く回収し、出ていくお金はなるべく先送りにする、というのがキャッシュフロー改善の基本です。もちろん、増やせる利益はどんどん増やし、減らせるコストはどんどん減らしましょう。

企業というのは、赤字になっても、手元に資金があれば存続できます。しかし、たとえ売掛金があっても、手元にお金がなくなってしまえば、倒産は免れません。

小手先の対策のように思えるかもしれませんが、長く会社を続けていけば、資金難に陥る局面が一度や二度は訪れるはずです。そうした際に万が一にも倒産しないよう、早め早めにキャッシュフローを改善する仕組みを整えていきましょう。

資金繰りの要となる資金の種類

開業資金(設備資金 )

開業資金は、「設備資金」とも呼ばれます。特に、ものづくりで起業する場合に必要となる機械・設備のための資金です。機械設備にかかった費用は減価償却をして毎月費用に計上されるので、事業計画を立てる時にも、設備資金を使って得た機械設備分の費用を計上する必要があります。

設備資金を自分で用意できるに越したことはありませんが、もし難しい場合は金融機関から借り入れることもできます。その場合は、具体的にどんなビジネスを展開するのかをしっかり説明できなければ出資してもらえません。自社製品にどんな特徴があり、どんな有用性があるのかをあらかじめ検証しておきましょう。

運転資金

会社を設立した後、毎月のように発生するランニングコストが運転資金です。運転資金には、従業員の給料・福利厚生費・賃貸・水道光熱費・減価償却費などがあげられます。

運転資金には固定費と変動費がありますが、中でも注意しておきたいのが「固定費」です。固定費は、人件費・福利厚生費など、製品の売れ行きに関わらず発生する費用。固定費が大きいと、売り上げが落ちてしまった場合はすぐ赤字になってしまいます。

キャッシュフローの改善に効果的な手段として、「固定費」を削減するという方法があります。例えば、できるだけ安い賃貸のオフィスを借りるなどして、できるだけ固定費を削減するのです。

固定費と変動費を確認して、損益分岐点(いくら売れたら黒字になるのか)を正確に把握しておきましょう。起業していきなり大きな利益が出ることは少ないので、起業する前に最低3ヶ月分の運転資金を準備しておくと安心です。

補てん資金

事業の失敗などで赤字が出た時、損失を補てんするための資金です。

基本的に、銀行は損失を出している会社にお金を貸すことはありません。返済能力がないと見られ、出資をしても貸し倒れになる可能性があると判断するからです。そのため、「資金がなくなってから融資を受けよう」と考えるのでは遅すぎます。手元の資金があるうちに一部を補てん資金として取っておくことで、たとえ同じ失敗をしたとしても持ち直すだけの余力が残るのです。

資金が手元にあるうちに、安全策として補てん用のお金を残しておき、それ以外の資金でうまくやりくりをすることが大切です。

生活資金

経営者が生活するために必要な資金です。一見すると資金繰りには関係ないと思われるかもしれません。しかし、金融機関は経営者の生活資金を考慮し、資金計画を立てているかどうかをチェックしたうえで開業資金・運転資金の融資を行います。個人事業主だったころの感覚が抜けず、自分の生活資金と会社の経費を区別していない場合、例えば自分や配偶者の貯金を崩すことを前提にした資金計画を立ててしまうこともあるからです。

会社を軌道に乗せることも大切ですが、それで経営者自身の生活が立ち行かなくなってしまっては意味がありません。会社設立の際には忘れられがちですが、自身の生活資金も考慮したうえで資金計画を立てましょう。

まとめ

繰り返しになりますが、入っていくお金を増やし、出ていくお金を減らす、というのがキャッシュフロー改善の基本です。

しかし、言うは易し、行うは難し。いざやってみようと思っても、選択肢が多い分、何からどう手を付けていいか戸惑ってしまうこともありえます。

そうした際は、専門家に相談されることをおすすめします。無料で相談に応じてくれるところもありますし、仮に費用が掛かっても、長い目で見れば十分以上のリターンは得られることでしょう。

会社設立を成功させるためのヒント

キャッシュフローが回らなくなる原因となるミスはどんな部分でしょうか?

人物アイコン
編集部

先を見据えて動かないことが原因です。業績が低下していけば入ってくるお金が少ないことが予想されます。業績が向上していく場合は仕入れ代金が先行で増えていくことが予想されます。先を見て手を打つことが必要です。

人物アイコン
浅野先生
ページ監修者

税理士法人浅野会計事務所
浅野芳郎先生

   専門家

当サイト「10年後に生き残る会社設立 ~愛知編~」は、愛知(名古屋)エリアを中心に会社設立、会社経営のサポートを行っている『税理士法人 浅野会計事務所』代表・浅野芳郎先生にご監修いただいております。

   

浅野会計事務所の公式HPへ

電話で相談してみる

当サイトは、長年に渡って、愛知で会社設立や経営活動に携わってきた浅野芳郎先生をアドバイザーに迎え、10年生き残るための会社設立について情報をまとめています。

浅野先生
浅野先生のプロフィール

愛知県に本拠地を構える会計事務所、税理士法人浅野会計事務所の代表者。名古屋を中心として会社の立ち上げから経営まで幅広く企業のサポートを行っている。

浅野会計事務所
公式HPへ