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知っておきたい消費税の免税が受けられる条件とは

こちらでは、起業する前に知っておきたい消費税の仕組みについて紹介します。

税金の滞納の中で「消費税」の割合が最も多い

経営者がもっとも頭を悩ませる税金といえば「消費税」でしょう。税金が払えないという会社の多くは、消費税を滞納してしまうことで経営の窮地に立たされています。事実、滞納されている税金の中で、消費税の割合が最も高いのです。

滞納整理中の額は、地方消費税を除いても平成26年現在で3,477億円。消費税と地方消費税は併せて課税される仕組みですから、実際の滞納額はもっと膨れ上がると予想されます。

消費税は、支払う人と納税する人が異なる「間接税」です。

消費者は商品・サービスに消費税を支払いますが、実際に納税するのはお店、つまり企業側です。消費税の経理上の扱いは、通常、会計ソフトの初期設定により自動で行われます。
この時、税抜きで設定していれば、「借受消費税」という、預り金のような“負債”への仕分けが行われます。

しかし、資金繰りに困ったとき、手元にある預り金、つまり消費税分のお金を崩してしまう…こういうケースは珍しくありません。

特に、会計ソフトが税込の設定になっていると、経理に疎い経営者はついついキャッシュフローに余裕があると勘違いしてしまいがちになります。

また、消費税は赤字でも納付しなければならない税金だというところも、滞納がかさんでしまう理由といえるでしょう。売れ行きが良くない商品があったとしても、企業側は赤字覚悟で売らなければなりません。

そうやって値下げをして売ったものにも消費税はかかりますから、元手を取れないうえに消費税まで支払わないといけない…というケースに陥ってしまうこともあるのです。

消費税は滞納すると延滞金が発生するため、一度滞納してしまうとますます資金繰りが苦しくなります。安定した経営を行うためにも、会社設立前に消費税の仕組みや免税の条件についてしっかりと把握しておきましょう。

消費税が免除される条件とは?

原則として、2期前の課税売上が1,000万円を超えているかどうかで、消費税を納税するかどうかが決まります。ただし、例外的に第1期目や第2期目でも消費税が発生するケースも。

免税事業者となる条件は、以下のとおりです。

設立1年目

課税売上高1000万円以下であり、課税売上高5億円超の会社から受ける出資が50%未満の場合は免税事業者となります。

設立2年目

設立後6ヶ月に資本金が1,000万円未満、かつ給与支払額が1,000万円を超えなかった場合に免税事業者となります。課税売上と給与支払が1,000万円以上であっても、第1期の決算期が7ヶ月以下の場合は免税事業者です。

消費税の免税期間を伸ばす方法

設立から6ヶ月間の課税売上や給与の支払いなども考えて、決算期をうまく決めると、消費税の免税期間を伸ばせます。

例えば、1期中の課税売上額が1,000万円を超えそうだという場合でも、1期目の事業年度が7ヶ月以下であれば「特定期間」となり、その事業年度内で1,000万円を超えていなければ免税事業者となります。

1期目の課税売上が1,000万円以下の場合は、3年目も消費税を納める必要はありません。

また、3期目は、課税売上高と給与支払額、どれかひとつが1,000万円以下の場合は、免税事業者を選択できます。

このとき、免税事業者を選択しなかった場合、納税義務が発生します。

本来は支払わなくてもよい消費税を支払わない、あるいは本来支払うべきだった消費税を滞納しないためにも、決算が終わるたびに、消費税が免税されるかどうかを確認しましょう。

消費税は税金の中でも特にややこしい分野なので、税金に詳しくない経営者が一人ですべてを処理しようとすると、思わぬ落とし穴に落ちてしまいかねません。設立時から税理士などの専門家に相談してアドバイスを仰ぐことが、安定した経営を続けるコツです。

参照元:国税庁|消費税のしくみ

参照元:国税庁|納税義務の免除

参照元:国税庁|特定期間の課税売上高による免税事業者の判定

ページ監修者

税理士法人浅野会計事務所
浅野芳郎先生

   専門家

当サイト「10年後に生き残る会社設立 ~愛知編~」は、愛知(名古屋)エリアを中心に会社設立、会社経営のサポートを行っている『税理士法人 浅野会計事務所』代表・浅野芳郎先生にご監修いただいております。

   

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当サイトは、長年に渡って、愛知で会社設立や経営活動に携わってきた浅野芳郎先生をアドバイザーに迎え、10年生き残るための会社設立について情報をまとめています。

浅野先生
浅野先生のプロフィール

愛知県に本拠地を構える会計事務所、税理士法人浅野会計事務所の代表者。名古屋を中心として会社の立ち上げから経営まで幅広く企業のサポートを行っている。

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